日記
2026-05-16 12:00:00
時を閉じ込めた、赤い扉の向こう側
南フランスの小さな町を歩いていると、ふと足を止めてしまう扉があります。
色褪せた赤、重ねられた看板、何度も塗り直されてきたであろう木の表情。
「ANTIQUES」の文字が、ここに積み重なってきた時間そのものを語っているようです。
新しいものは、いつでも手に入る。
けれど、こうした場所が放つ魅力は、時間を味方につけたものだけが持つ美しさ。
少し歪んだ扉も、くすんだ色も、すべてが理由を持ってそこにある。
ラフェルム神戸が大切にしているのも、まさにこの感覚です。
古材やアンティーク、長く使われてきたものにしか宿らない温度。
完璧ではないからこそ、暮らしにすっと馴染み、毎日の風景になっていく。
この赤い扉の向こうに広がる空間を想像しながら、
「時間とともに育つ家」という価値を、これからも丁寧にかたちにしていきたい。
そんな想いを、そっと思い出させてくれる一枚です。

