日記
アンティークガラスで彩る窓辺。光と漆喰が紡ぐ透明感のある暮らし
朝の柔らかな光が、窓辺に並んだ古いガラス瓶を通り抜け、漆喰の壁に揺らめく影を落とす。
そんな静かな光景に、ふと心が解きほぐされる瞬間があります。
ラフェルム神戸の住まいにおいて、ガラス小物は光を運び、空間に瑞々しい息吹を与えてくれる大切なエッセンスです。
今回は、蚤の市で見つけた宝物やアンティークガラスを窓辺や家具の上に添え、
光の表情を楽しむディスプレイの魅力をご紹介します。
古材を埋め込んだ窓辺が、光の「揺らぎ」の特等席
ラフェルム神戸の家づくりで大切にしている、窓辺のしつらえ。
窓枠の底辺部分には古材を埋め込み、時を重ねた素材ならではの風合いを楽しめるようにしています。
そこは、光を透かすガラス小物にとって最高の特等席です。
フランス産の本漆喰が持つ柔らかな質感は、ガラスを通した光を美しく受け止めてくれます。
手吹きガラス特有の気泡や、古い瓶のわずかな歪み。
そこを通り抜けた光は、壁の上に繊細な「揺らぎ」を描き出します。
フラットな素材では決して味わえない、職人の手仕事による壁と、時を経たガラスが織りなす光の芸術。
窓辺に一つ、お気に入りの瓶を置くだけで、その部屋の空気感は驚くほど優しく変わります。
移りゆく太陽の高さに合わせて、壁に映る光の模様がゆっくりと動いていく。
そんな贅沢な時間を、この家は教えてくれます。
アンティーク家具とガラスが奏でる、静かなコントラスト
時を重ねたアンティークのチェストや、エイジング加工を施した無垢材のテーブル。
その重厚な質感の上に、凛とした透明感を持つガラス小物を添えてみてください。
木の温もりとガラスの清涼感。この対照的な素材の組み合わせが、インテリアに心地よいリズムを生み出します。
真鍮のトレイの上に小さなガラス瓶を集めたり、少し背の高いデキャンタを置いてみたり。
漆喰の白を背景に、ガラスたちが放つ静かな輝きは、暮らしの中に小さな「余白」と心の安らぎを運んでくれます。
飾りすぎず、一つひとつのガラスが持つストーリーを大切にする。
そんな引き算の美学が、アンティークな空間をより一層引き立てるのです。
暮らしに溶け込む、アンティークガラスの愉しみ方
大切にしたいのは「使う楽しみ」がある暮らしです。
自然素材に囲まれた空間だからこそ、ガラスの透明感がアクセントとなり、清潔感と上品な華やかさを添えてくれます。
朝食のテーブルに置かれたガラスのジャム瓶や、夕暮れ時に灯すキャンドルホルダー。
日常の何気ないシーンにガラスの輝きを添えるだけで、心はふわりと軽くなるはずです。
古木の風合いを纏う「見せ梁」。家族の物語を見守るアンティークな天井デザイン
ふと天井を見上げた時、そこにある力強く、どこか懐かしい木の質感。
ラフェルム神戸の住まいにおいて、「梁(はり)」は単なる構造材ではありません。
それは、フランスの片田舎にある古民家のような、ゆったりとした時を刻むための象徴です。
今回は、職人の手仕事によって命を吹き込まれた梁がもたらす安心感と、暮らしに奥行きを与えるデザインの魅力をご紹介します。
天井に宿る、圧倒的な存在感と安心感
リビングの吹き抜けや寝室の天井を横切る、重厚な梁。
ラフェルム神戸の梁は、あえてその姿を現す「あらわし梁」として設計されています。
高い天井が生み出す開放感の中に、力強い木が一本通っているだけで、空間には不思議な落ち着きと安心感が生まれます。
それはまるで、大きな木の下で守られているような感覚。家族が集う場所を、何十年、何百年と見守り続けてくれる頼もしい存在として、暮らしの中に溶け込んでいきます。
子供たちの成長を刻む背比べの跡のように、梁もまた、家族の物語を静かに見守り続けてくれるのです。
梁がつくる、光と影の立体的なグラデーション
梁の魅力は、その造形だけではありません。光との組み合わせによって、空間にドラマチックな変化をもたらします。
昼間は窓からの光を遮り、柔らかな影を床に落とす。夜は照明に照らされ、梁の凹凸が深い陰影を描き出す。
この立体的な光のグラデーションが、漆喰の壁と相まって、部屋全体に深い奥行きを与えてくれます。
梁にハンモックを吊るして揺られてみたり、季節のドライフラワーを飾ってみたり。構造物としてだけでなく、暮らしを彩るキャンバスとしても、梁は無限の可能性を秘めています。
天井を見上げる時間が、一日の中で最も心安らぐひとときになるはずです。
漆喰壁を美しく照らすアンティーク照明。光と影が紡ぐ夜の寛ぎ時間
日が沈み、家々に灯りがともる頃。ラフェルム神戸の住まいは、昼間とは全く異なる表情を見せ始めます。
職人の手仕事が宿る漆喰の壁、年月を重ねた古材の梁。
それらを優しく照らし出すのは、選び抜かれたアンティークな照明たちです。
今回は、光と影のコントラストがもたらす夜の安らぎと、素材の魅力を最大限に引き出すライティングの愉しみをご紹介します。
漆喰の凹凸が描く、唯一無二の陰影
ラフェルム神戸の最大の特徴であるフランス産の本漆喰。その魅力が最も際立つのは、夜の帳が下りた時かもしれません。
職人がコテで丁寧に塗り上げた壁の凹凸は、照明の光を受けることで繊細な陰影を描き出します。
フラットな壁にはない、この豊かな表情こそが、アンティーク住宅ならではの「奥行き」を生むのです。
ブラケットライト(壁付け照明)を低い位置に配置すれば、光が壁をなでるように広がり、まるで古い映画のワンシーンのような幻想的な空間が広がります。
光が当たる場所と、影に沈む場所。その境界線の揺らぎが、住む人の心を穏やかに解きほぐしてくれます。
ダイニングテーブルの上に吊るされたペンダントライトから漏れる温かな光。
それは単なる明かりではなく、家族の歴史を静かに見守り、共に時を刻んでいく大切なパートナーなのです。
素材が持つ本物の質感が、夜の静寂の中でより一層の深みを増していきます。
暮らしを整える「一室多灯」の愉しみ
夜の時間を豊かに過ごすコツは、部屋全体を一灯で明るく照らすのではなく、小さな光を点在させる「一室多灯」にあります。
ニッチ棚の中に仕込んだ間接照明、お気に入りのアンティーク家具を照らすスポットライト、そして読書のための手元のランプ。
光の重心を低く抑えることで、心は自然と落ち着き、深いリラックス状態へと導かれます。
河原工房のプランナーは、お客様のライフスタイルに合わせて、どこにどのような光を置くべきかを丁寧に提案します。
本物の素材を知り尽くしたプロだからこそ叶う、上質な夜の演出です。忙しい日常のスイッチをオフにして、柔らかな光に包まれる贅沢を味わってください。
アンティーク雑貨が映えるニッチ棚。蚤の市の宝物を飾る、自分らしい暮らしの風景
休日の朝、ふらりと訪れた蚤の市。そこで出会った、少し欠けた陶器の器や、時を経て深い味わいを増した真鍮のオブジェ。そんな「自分だけの宝物」を、あなたはどこに飾りますか?ラフェルム神戸が大切にしているのは、住む人の「好き」が息づく場所づくり。今回は、アンティーク雑貨を美しく引き立てる「ニッチ棚」の魅力と、暮らしを彩るディスプレイの愉しみをご紹介します。
壁に刻む、あなただけの小さなギャラリー
壁の一部を優しくくり抜いて作る「ニッチ棚」。ラフェルム神戸では、この小さな空間を「暮らしのギャラリー」と考えています。漆喰の柔らかな質感に包まれたニッチは、飾るものをそっと引き立てる不思議な力を持っています。
お気に入りのブロカント、季節のハーブ、あるいは家族の思い出の品。後付けの棚にはない、壁と一体化したデザインだからこそ生まれる、静かな存在感。そこには、住む人の個性が自然と滲み出ます。朝の光が差し込む時、夕暮れ時の穏やかな影。時間ごとに表情を変えるニッチは、家の中に小さな安らぎを運んでくれます。
職人の手仕事が宿る、漆喰と古材のハーモニー
ラフェルム神戸のニッチ棚が特別な理由は、その素材と仕上げにあります。フランス産の本漆喰を職人がコテで丁寧に塗り上げ、角にはあえて柔らかな丸みを持たせています。
棚板には、エイジング加工を施した無垢材や、時を刻んだ古材を使用することも。漆喰の白と木の温もりが織りなすコントラストは、アンティーク雑貨との相性が抜群です。照明を仕込めば、夜には陰影が深まり、昼間とはまた違う幻想的な表情を見せてくれます。既製品にはない、職人の息遣いを感じる手仕事の跡が、飾るものの価値をさらに高めてくれるのです。
飾りすぎない贅沢。余白を楽しむディスプレイのコツ
「何を飾ろうか」と悩む時間も、また幸せなひとときです。ディスプレイのコツは、あえて「余白」を残すこと。詰め込みすぎず、一つひとつの雑貨が持つストーリーを感じられる距離感を大切にしてください。
例えば、背の高い真鍮の一輪挿しの隣に、小さな古い本を横たえてみる。三角形のバランスを意識するだけで、空間に心地よいリズムが生まれます。河原工房では、お客様の持ち込みの雑貨に合わせてニッチのサイズや位置を設計することもしばしば。オーダーメイドだからこそ叶う、世界に一つだけのディスプレイ空間です。あなたの暮らしの「余白」に、どんな物語を添えましょうか。
漆喰の壁と暮らして、気づいたこと
引渡しから3年が経つお家へ、
定期点検でお邪魔してきました。
アを開けた瞬間、
ふわりと漂う、なんだかなつかしい木の香り。
そして、やさしく光を反射する漆喰の壁。
「住み始めてから、本当に暮らしが変わりました!」
そう笑顔で話してくださる奥様。
特に驚いたのが、
「漆喰の壁」との暮らしだそうです。
はじめは、
「汚してしまったらどうしよう」
「子どもが傷をつけてしまったら…」
と、心配されていたとのこと。
けれど、実際に暮らしてみると、
そんな心配はどこかへ行ってしまったの事。
「おもちゃをぶつけて、少し削れてしまった場所があるんです。
でも、不思議と嫌な気持ちにならなくて。
むしろ、その傷を見るたびに、
『あの時、ここで遊んでたな〜』って
あたたかい気持ちになるんです」
完璧じゃないからこそ、愛おしいんですね♪
それは、私たちが南フランスの古い街並みで感じた、
「時間とともに育つ美しさ」そのものでした。
少しの汚れは、消しゴムやサンドペーパーで
すっと消すことができるのも、漆喰のやさしいところ。
でも、あえてそのまま残しておく傷も、
この家が重ねてきた大切な「時間」の証。
ラフェルム神戸が目指すのは、
美術館のようにきれいに保つ家ではありません。
傷も、汚れも、すべてが家族の思い出になり、
暮らしの風景になっていく。
そんな、住むほどに愛着が深まる住まいです。
「これから10年、20年経ったとき、
この壁がどんな表情になっているか、本当に楽しみなんです」
そう語るお施主様のまなざしは、
すでに未来の「我が家のアンティーク」を見つめているようでした。
時間とともに育つ家づくり、
サステナブルで私は大好きです☺️












